第46回日本理学療法士協会定時総会報告

平成29年6月3日、4日の二日間にわたり、表記総会が開催されました。

本年は例年と趣旨を変えて二日間に渡る日程となり、更に総会開催に先立ち北欧における介護サービス、生活支援の仕組みなどを紹介する講演会が行われました。

詳細は後日協会より議事録が発行されると思いますが、以下に要旨を報告します。

 

・全国学術集会は29年度より少なくとも2か年は分科学会ごとの分散開催とし、その後開催方法について検討することとなっています。

・平成30年度の同時改定に向けて、ICU・CCUにおけるPTの常勤勤務、精神科病棟での雇用創設、介護保険領域においては自立支援の立場から自立支援強化型訪問看護ステーションや自立支援強化型通所介護施設を念頭に置いた要望をしていきます。

・都道府県理学療法士協会の支援、連携を強化していきます。

・PTOT法の改定など厚生労働省に働きかけるため、政治活動を強化していきます。

・PTOT学校養成施設指定規則について、現状93単位から103単位以上に向けてカリキュラム改定を目指します。

・専門、認定PT制度のインセンティブを確立するため、リハビリテーション医学会と正式な話し合いを始めます。

・2018年度より会費納入システムの変更が行われる予定です。詳細は後日会員に通知される予定です。

 

 

所感)同時改定、養成カリキュラム、需給状況など多岐にわたる課題が山積している。他職種との競合や調整を戦略的に、そしてタイムリーに行なっていくためには協会及び協会会員総員での一致しての取り組みが不可欠であると感じた。

以上

 

 

報告 代議員 賀村 肇