2020年 元旦 「新年を迎えて」

 

公益社団法人 長崎県理学療法士協会 会長
大山 盛樹

 

 

年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられたことと、心からお喜び申し上げます。

また、平素より公益社団法人長崎県理学療法士協会のホームページをご閲覧いただき誠にありがとうございます。

本協会は一昨年からの新しい体制のなかで、体制の内外の「見える化」を図り、細部のニュアンスの表現などへのたくさんの議論と多くの情報収集を行い、微々たる進展ではありますが、会員のみならず県民の皆様にも本協会をご認識いただき、「子年」の春を大事なく迎えることが出来ました。これもひとえに県民の皆様方のご支援とご指導ならびに会員の皆さんのご協力があってのことと、心より厚く感謝申し上げます。

「子年」となる2020年は本協会が、早々より対峙すべき大きな事業が待ち受けております。

先ず、「第31回長崎県理学療法学術大会in大村」が「to Connect-理学療法がつなぐ可能性-」のテーマに掲げ、私たちが「つなぐ」ことの出来るものや「つなぐ」べきものの可能性を令和第一回目の学会において、その「標(しるべ)」を探求したいと思います。

次に、今年の最たる事業となる「九州理学療法士学術大会2020 in SASEBO」を10月17日(土)・18日(日)の2日間、佐世保市のアルカスSASEBOにおいて開催いたします。この学術大会は40年の歴史が沖縄の地でレガシーとなった「九州理学療法士・作業療法士合同学会」が昨年より理学療法の専門性を高じるために鹿児島において「黎明学会」として生まれ変わった「九州理学療法士学術大会」を今年は長崎が担います。より専門性を高じる企画が求められますので、テーマを「理学療法のEPDCA-評価・科学的根拠そしてマネジメント-」とし、「PDCAで行われている理学療法は評価が重要となり、その評価は初期のみに終わらず経過における評価の必要性は言うまでもない。しかし、その評価はPDCAのどの段階でも必要であり、その評価には科学的な根拠が無いと何の意味もない。また、その評価や科学的根拠の使い方ややりくりするマネジメント力は担う患者様やご家族、地域の行方を左右することになる(簡略)」という思いが込められています。(県民公開講座では東京オリンピック2020にちなみ、国民の健康とスポーツ、ケガ・故障に関する講演も用意しております)

そして、「厚労省指定臨床実習指導者講習会」の円滑な運営を行わなければいけません。未だに情報が行き届かず、ご支障のご意見をいただいているとの報告もあっておりますので、細心の注意を図りたいと考えています。ホームページに必要な情報は掲載いたしますので、ご注視いただきたいと思います。しかしながら、この講習会は臨床実習を担う理学療法士が必習すべきカリキュラムであり、私たちはこれのみで臨床実習の成就が出来るものとは考えてはいません。本協会が行う実習教育、新人教育、管理教育などの「臨床教育研修」の履修を構成させ、運用したいとも考えています。

また、本組織の肝いりとも言うべき「災害リハビリテーションの推進」に「力」を寄せたいと考えています。具体的には昨年行った「REHUG(リハグ)リハビリテーション避難所・本部運営ゲーム」を行い、会員や関連する専門職や行政関係者の意識高揚を図りたいと思います。本県は風水害の多い地域です。幸いにも近年は大災害に直面したことがありません。他の地域の大災害にて避難し不安と不自由を余儀なくされている皆様やご支援を行われている関係者のことを我がことと感じ、県はもとよりJRAT関係団体の皆様とともに「災害リハビリテーション」の組織力と個々の実力を高めたいと思います。

その他、2021年(令和3年)の本協会の「設立50周年記念式典・事業」に向けて、企画・準備・情報の収集中にあります。会員の皆様や先輩方、関係者の皆様方の記念の品々をお借りすることもあるかと思います。その際はご理解いただきご協力ください。

2020年、干支は「子年」ですが「十干」と「十二支」を加えた「干支」は『庚子(かのえ・ね)』と言うそうです。次の『庚子』の組み合わせは60年後になりますので、「還暦」のスタート年とも考えられます。よって、「変化が生まれて、新たな生命が生まれる状態なので、チャレンジには適した年」とも言われています。また、「子年」の「子(ね)鼠(ねずみ)」の入った四字熟語(韓非子)に『令狸執鼠』と言う言葉があります。「長所や特技を生かして人材を登用する」喩えです。

今年、本協会が迎える大きな事業や新たな事業、そしてこれまでの事業に『庚子(かのえ・ね)』と『令狸執鼠』の心持ちで取り組み、「新たな展開とチャレンジする姿勢と、長所や特技のある会員の発掘と登用を図る会務運営の見える化」が常にある年であることに努めたいと思います。

今年も本協会の事業展開が、県民の皆様が住み慣れた長崎で安心して暮らすための一助となることを強く希望いたします。

これからも、常に気を引き締め皆様方や会員の皆様の側を向き行動する組織であると同時に、地域の保健・福祉(介護)・医療の充実に貢献できる、県民にとって必要とされる組織でありたいと考えております。

本年も皆様からの更なるご支援とご指導ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。