これからの社会の基盤としての理学療法士
●これからの国家資格、これからの仕事
昔と違い、障害があることに対する社会の理解はとても改善しています。障害があるということが特別でなく受け止められる時代が訪れようとしています。そんな時代に向けて、国家資格である理学療法士を目指す若者が増えており、それに応じて理学療法士の養成施設も増えつつあります。来るべき時代に理学療法士の持つ役割は大きく、社会の基盤を支える重要な仕事となることでしょう。
●さまざまな産業と結びつく
欧米では街中で電動車椅子に乗ったお年寄りや障害者をとても普通に見かけます。その様子が自然に町の風景として溶け込んでいて、周りの人たちも全く違和感なくその存在を受け入れています。果たして今の日本はどうでしょうか。特に長崎は坂、階段が多く、例えば車椅子で家から外に出ることは非常に大変なことです。家の中でも段差や和式の生活などで高齢者や障害のある方たちはとても不便な生活を送っています。また、緊急時の非常呼び出しシステムや他の人々と自由に意志交換が出来る通信システムなど、こうしたことを解決するために、理学療法士は福祉機器や情報機器などの産業などとも連携していきます。
●家庭でも、地域でも
リハビリテーションは、障害を持つ人がもとの生活に戻るだけでなく、障害を前提に新しい人生を建設することでもあります。ですから理学療法士は単に医療機関だけでの仕事ではなく、地域のデイセンターや保健所、障害者家庭への訪問指導、職業訓練や教育機関などさまざまな分野に進出していきます。
●「与える医療」から「支える医療」へ
病気や怪我を治療するために診察や治療を受ける。しかし、実際に病気や怪我に立ち向かうのは最終的には本人なのです。そこには自ら意志決定し、選択をすることが出来るような医療体制がなければなりません。 そのために、単に与える医療でなく、本人と心の通じ合った、その明確な意志を確認した上での支える医療、つまり私たち理学療法士の仕事が今後ますます必要となることでしょう。
このマークを覚えていてください。これは社団法人日本理学療法士協会のマークです。きっとどこかでまた皆さんとお会いできると思います。